第二部第五回
そもそもきっかけは!?
本年は未来創学アカデミーも創立25周年!
これを期に菊地トオル学長に未来創学アカデミーの「さまざま」をお聞きしているロング・インタビュー。今回は第五弾!
編集部(以下、編):さて、今まで人間の能力に関するいろいろな面白いお話しを聞かせていただきました。25年間の苦労話から始まり、人間の能力の可能性やどんな能力を持っているのか。また能力の発揮の仕方や使い方。そして前回は「能力開発のコツ」と「未来創学でどんな得が得られるのか」など実用的なお話しにまで及んで来ました。今回は「そもそも」と言うことで、菊地トオル学長がどのようにして超能力を身に付けられたのかを探って(笑)参りたいと思います。
菊地トオル学長(以下、学長):意外とそれ、面白いですよね。
編:そうなんです。最近の話題で、芸人さんが小説を書いて芥川賞をお取りになったというのがありましたよね。
先日テレビであれの裏話をやっておりまして、本人は昔から文才はあったようなのですが、芸人になってから学生時代を思い出し、ある雑誌に短文を投稿したことがあるそうです。そのときはどうということはなかったらしいのですが、それを見た編集者がその文章にほれ込み、本人に連絡を取り、数年にわたってくどき続けたそうなんです。その熱意に打たれ、最後には本人もその気になって一所懸命書いたら芥川賞!ということらしいです。その才能を見抜いた編集者もすごいですし、芸人だけでなく小説にも挑戦し続けた本人もたいしたものだと思います。
学長:そうですね。今、成功している人の中に、ある塾の有名講師がいるじゃないですか。あの「今でしょ!」先生ですが、あの方も今ではテレビでレギュラーを何本もお持ちのようですが、最初は塾の広告で使うビデオを撮っていて、何か言ってくれといわれたので、「いつやるの?今でしょ」というフレーズをアドリブでしゃべったらそれが大ヒットしてしまったということですね。成功するきっかけってあまり表には出ないけれど知ってみたいですね。ある有名な男優さんが先日テレビでそんな話をしていて、俳優になりたくてテレビ局の受付に行って「俳優になりたいのだけどどこへ行けばいいですか?」って。そうしたら受付嬢が製作部に行って下さいと案内してくれたそうです。でも誰も相手にしてくれないで、そのまま追い返されたらしい。その後、たまたま友人の写真家の撮影でモデルと話していたらマネージャーと間違えられてそれがきっかけで、芸能プロのマネージャーになった。それで芸能界と縁が出来てそこが倒産した後、自分で営業をしてコマーシャルの仕事を取って、やっとそこから這い上がったって…。何とも面白い話です。
編:そこで菊地学長です(笑)。今では超能力コンサル実績も述べ5万人を越えたという大ベテランで、さまざまな未来予測や、ヒーリング、チャネリング等で活躍していらっしゃいますが、そうなるきっかけはどんな感じだったのでしょう。
学長:私はそんなに有名じゃない(笑)。でも皆さん興味はあるでしょうね。特に自分でもそんな能力を身に付けて人の役に立ってみたいという方々は特にでしょう。基本的にこの辺のお話しは以前からの会員の方はよくご存知のことと思いますが、もう一度お話しいたしましょう。
編:是非お願いいたします。
学長:直接のきっかけは、24歳のときでした。私は皆さん既にご承知の通り、1歳のときに小児麻痺にかかり、それ以来右足が不自由でした。本人はそれほど気にしてはいなかったんですけれど。それが24歳のとき都内のデパートを歩いていて自分の姿が大きな鏡に映ってちょっとぎょっとした。「こんなに足が悪かったんだ!」って。今まで気にしていなかったことが気になるようになってしまったんです。それからは悩みましたね。どうやったらこの病気が治るのだろうと必死になりました。すでに遅いんですけれどね。小児麻痺は一度罹ってしまうと、後は後遺症で、程度の差こそありますが回復は望めません。医学的にもやれることがないんです。
編:絶望ですか。それから学長はどうしたのですか。
学長:そうですね。そこのところは根が明るいせいか、あまり絶望はしませんでした。考えてみればここが一つの分れ目だったかもしれません。絶望して死のうとも思わなかったし、「誰も治せないなら自分で治してみよう」と思いましたから。それから部屋にこもって、「何で動かないんだよ!自分の足なんだから動け~!」と毎日毎日足に向かって念じ続けました。そうしたら半年くらいしたある日、突然足に反応があり、今まで動かなかった足が動き始めました。驚きましたね。
編:すごいですね。それからいろいろな能力に気付くまではどんな感じだったのですか。
学長:足が動いたから、当然両親に伝えます。そうしたら母が体が痛いから何とかならないかと…。そんなことを言われてもどうしたらよいか全くわからない。でも「何となく」手を浮かして身体をなぞるように調べると、痛がっている部分が「ピンっ!」と来た(笑)。それからはそんな噂が親戚に広まって、「これはわかるか?あれは出来ないか?」という具合にいろいろな相談が持ち込まれて、それらに対応しているうちに「これなら出来る、これは難しい」と区別出来るようになって行った。そこからは口コミで、多摩に面白い奴がいるということでいろいろな相談が持ち込まれるようになりました。
編:超能力開発の手法もその頃出来たのですか?
学長:そうですね。いろいろなことが出来る様になってから、あの時(編註:悩んでこもっていた半年間)のことを思い出しながら、何をどうやったら足が動くようになったんだっけ、と一つひとつを思い出しながらそれを書き留め、組み立てていったら一種の手法が出来上がったのです。結局、他の方々も同じでしょうけれども、きっかけはその多くが「偶然」やってくるものです。ですが、熱心に思いを込めて挑戦して行くと、それらは実現する可能性が高くなるのだと思っています。自分のやりたいことを諦めずに挑戦し続けることも大事。また人間には自分が知らないすごい能力もありますから好きなことだけでなく、縁があって目の前に出てきたものならそれを一所懸命にやる。これが大事です。どちらの場合でも、ダラダラやるのではなく、熱意を込めて集中してやることが大切。後になってわかったことですが、そうすることによって自分のオーラが広がり、輝き、「運」を引き込むという作用をするのです。
編:何か今回はすごい大切なお話をお聞きしました。ありがとうございます。引き続き次回も宜しくお願いいたします。