第二部第三回
「超能力はどのように身につけるのか!?」
編集部(以下、編):火山活動があちこちで活発化しています。その観点でも先月の「春のセミナー」でのチャネリング情報は大変興味深いものでした。大変考えさせられる啓示があるものですね。
菊地トオル学長(以下、学長):そうですね。少しでも皆さんの生活を考え直す一助になれば嬉しいです。何しろ地球人類では思いも付かない観点からの情報ですから。
編:前回も少々触れていただきましたが、これらのチャネリングを行なう方法、開発法などを教えていただければと思いますが…。我々一般人には難しいことなのでしょうか。
学長:基本的には誰でも行なうことは出来るはずです。しかしながら、現状ではまだ出来ない人の方が多い。それが何故かと云えば、人間にはその開発を妨げるいくつかの原因があるからです。でも勉強のようにこつこつと努力を積み重ねて暗記して行くようなものでもありません。突然チャネリングに目覚める人もたくさんいらっしゃいますからね。
編:どのようなところが「コツ」なのでしょう。
学長:通常の場合、最も妨げになっているのが「意識」です。よく勉強の場合「やれば出来る」と云われます。その通りで「やる気」になれば誰でもある程度のところまでは勉強が出来るようになります。それは人間に暗記力や思考力、応用力などがあるからで、また人々は皆これらの能力があることを「知って」います。ではチャネリング力はどうでしょう。ヒーリング力は?オーラ・リーディング力はどうですか?
編:学長がいつも見せてくれているのであるのはわかっていますが「自分にあるかどうかはよくわからない」というのが多くの方の本音ではないでしょうか。
学長:そうなんです。そこのところがまず第一歩。意識を変えなくてはならない重要なポイントです。「あるのはわかっているが、自分にはないだろう」という感覚。まずはこれを変えること。
編:でも突然目覚める人もいるんですよね。
学長:そうです。私もその一人と云えるでしょう。しかしながらこれは一般的なケースではありません。すごくわかりやすい言葉で云うなら「火事場の馬鹿力」というものに近いのではないでしょうか。私自身も小児麻痺という現代医学では不治の病であるものを克服したくて努力していたら突然超能力に目覚めたのです。超能力を持った人たちの多くは何らかの問題や事故等に合い「能力が開けた」ケースが多いです。でもこれは出来れば避けたいケースでしょ!?
編:その通りです(笑)
学長:そのような特別なケースでも、結局は「人間が元から持っていた」能力であるから「目覚めた」のです。初めからそんな能力を持っていないのだったら目覚めることもありません。ここは大変シンプルなんです。事をややこしくしているのが「宗教的」な考え方です。「神様が誰かを選んで能力を与えた!」という考え方。教祖様などがそう云いたいのはわかりますが、基本的には人間に誰にでも備わっている能力です。それを証明するためにアカデミーでも「訓練」によってヒーラーを輩出しているのです。ですからまず第一歩は「意識を変えること」=「自分にはまだまだいろいろな能力がある」ということを理解することです。それが出来たら次は実践。
編:え~!もう実践ですか。
学長:そうです。別に勉強のように何かを暗記する必要はありませんからね。どちらかというと学問を習得する分野よりも芸術的・スポーツ的分野に近い能力です。絵を描くとき皆さんは勉強から入りますか。そうではなく、とにかく描いてみますよね。ランニングをしようとしたとき、まずは走り始めますよね。まずはチャネリングをしてみることです。
編:絵は描けますがチャネリングはどうやるのでしょうか。
学長:良い質問です(笑)!チャネリングは他の惑星の人たちとの意識の交流ですから、会話には相手が必要です。しかし一般社会のように会話をすることは出来ませんから最初は「独り言」でしょう。でも一人でブツブツ云ってたら「変な人」(笑)になってしまいますからそれは「頭の中で」行います。内容は出来るだけ宇宙的なことを考えましょう。「宇宙の果てはどんな感じですか~」「誰かいますか~」などという感じですね。これを文字で書くと何か変ですね。でも頭の中でいろいろ考えて問うて見て下さい。まずはこれが始まりでしょう。「自分のチャンネルを開いて意思を送る」ことが第一歩となります。絵を描くときでもまずは描いてみる。次にうまく描くために遠近法だとかクロッキー、カラー・チャートだとかいろいろ勉強をし始めます。チャネリングも同様で、まずはやってみる。そうするとそのうち頭の中に答えが浮かんでくることがある。そういうことを何回か経験するとコツがつかめてきます。ここで注意することはまずは「疑ってみる!」ということです。
編:折角出来たのに、疑うんですか!?
学長:そうです。チャネリングの難しさは、頭に浮かんだことが「自分の考えなのか、チャネリングなのか」を区別することなんです。これは予測でも同様なことが云えますが、「自分の希望的観測」が混じることがあります。この排除が難しい。慣れてくるまでは頭に浮かんだことをすぐには信じないこと。何回も検証することが必要です。ですからアカデミーでの訓練も大切になってくる。第三者の目で検証も出来ますからね。
編:そこは大変難しそうですね。その検証がなく、自分が神様になったような気分の人も多いでしょう。
学長:そうでしょうね。私も自分が納得するのに一年以上かけました。チャネリング情報を逐一書きとめ、整合性を確認し、自分の知識として知っている情報とそうでない情報にわけて、再度チャネリングし…と何度も確認をしました。そんなことをしているうちに、自分の中で「自分の考え」と「チャネリング情報」の違いが感覚的にわかるようになってきて今にいたっているということです。
編:学長も影では大変な努力をしてきていらっしゃるのですね。我々も挑戦してみたいです。是非ご指導を宜しくお願いいたします。
学長:是非一緒に宇宙を探求いたしましょう。世界観が圧倒的に広がります。