菊地トオル・ロング・インタヴュー


第七回:

第一部完

第二部

まもなく新連載!



第七回:超能力って何だろう?未来創学アカデミーはそこからスタートしました。

 

Q:今までは、「学長が超能力を自覚したときから、未来創学アカデミーが出来上がるまで」をお伺いしました。

未来創学アカデミーは、発足20余年となりますが、ここからは「未来創学アカデミーが目指すもの」について伺っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 

菊地:はい、わかりました。

 

Q:「未来創学がこれから目指すもの」について伺う前に、未来創学アカデミーとして行っている活動には、どのようなことがあるのかお話いただけますか。

 

菊地:細かい活動状況については、このホームページの「情報案内」を見ていただくとして、何の為にある会かということをひと言で表すとすれば、それは「人間の能力とは、一体何だろう」と考える場であるといえるでしょう。そして、そのために会員の皆さまと一緒に、実際に行ってきたことというのは、超能力、スピリチュアル能力を正しく理解するための「知学」の勉強であり、超能力を開発・体感するための「行学」による実践です。このように一貫して、超能力とは何なのか、それを考え、学び、そして実践してきました。そして、いろいろな形で超能力というものの定義付けを行い、実証してきたのです。

 

Q:つまり一般常識の一つとして、誰にでもよく理解していただけるような定義付けを目指してきたというわけですね。

 

菊地:常にお話しているように、私自身は、超能力とは誰もが持っている潜在能力だと思っています。

 

Q:その考えを実証するには、どういう方法があるとお考えですか。

 

菊地:科学の力で分析出来るかというと、これには難しい点が沢山あります。今の科学技術や測定機器で、超常現象を捉えられるかという問題。そして、それ以前に科学者がそうしたことに真剣に目を向けてくれるか、また目を向けてくれるような行いをしている「能力者」がどれほど存在するか、といった問題もあります。実際のところ、科学的な分析の道があるのか、ないのか、私は科学者ではないのでわかりません。ですが、私のように「能力者」と呼ばれる者が、出来る限り論理的な目を持って、超能力を見つめ、実践することが重要だと思っています。

 

Q:では、新しいテーマに入りたいと思いますが、「未来創学アカデミーが目指すもの」とは、ズバリ何でしょう。

 

菊地:未来創学アカデミーの大きな目的は発足当時から宇宙的視野による「新たなる価値観の創造」と「能力の開発」です。スピリチュアルというものの真理を掴むということです。

 

Q:それは、発足当時行っていた『超能力を定義付ける』という啓蒙活動とは少し変化していますね。

 

菊地:はい!私は、これまで講演や本の中で申し上げてきたように、超能やスピリチュアル能力は、宇宙全体の真理につながるものだと実感しています。ですから、まだこの分野のことを知らない人にも、まだ能力に目覚めていない人にも、超能力というものが人間のどういう能力であって、どうすればムリなく発揮できるのか、そして、何の役に立つものなのかといった道筋を立てていくことが、未来創学アカデミーの大きな目的だと思っています。

 

Q:つまり、超能力、スピリチュアルの定義付けにとどまらず、その生かし方を考えていくということでしょうか。

 

菊地:そうです。理解が深まり、未来創学で提唱してきたように「超能力というのは、誰もがもっている潜在能力だ」という認識が一般にも出来あがれば、このいぶかしげな「超」という文字が取れて、単に人間の持つ「一つの能力なんだ」という新しい理解がされるようになるでしょう。そうなれば、あとはどうやってその力を出すか、どうやって利用していくかということになる訳です。

ただ私自身の体験から言えることは、能力に目覚めるときには、疑問や不安といった、いろいろな戸惑いが生じるものです。ですから、これから超・能力に目覚める方や、目覚めつつある方々が以前の私と同じように迷うことがないように、一つ一つの現象を実証し、検証しておく必要があると考えています。

 

Q:その具体的な方法として、アカデミーで提供されているものは、ありますか。

 

菊地:はい。「行学」プログラムの一環として、健康呼吸法講座、ヒーラー養成講座など、誰でも訓練によって能力が引き出せるというプログラムをご用意しています。今、人類は進化していく時期にある。非常に成熟した時期へと移る大切な時期です。ですから自らの能力を少しでも開発して発揮していただきたいと思っています。

 

Q:でも、熱心に学んでいるのに、能力に目覚めないという人が出てくる可能性はないでしょうか。

 

菊地:その心配はほとんどありません。

行学的な超能力(ヒーリング能力やテレパシー能力、予測能力等)という点では、持って生まれた才能的な違いによっても現れるまでに差があることは確かです。1日で出る人もいるし、3年たって現れる人もいます。他のスポーツや芸術といった能力と同じで、生まれた時から才能に秀でた人もいるでしょうし、訓練によって伸びる方もいるということです。能力開発に必要な時間は、人それぞれだと思いますが、皆さんが潜在的にお持ちの能力ですから、きちんとした手順で学んでいけば、やがては得られます。力の差が出てしまうのは仕方がないことですが。

私は早く人類が宇宙的視野でモノを考え、能力を伸ばし、それを社会に役立てていただきたいと思っています。

そのために、皆様がさまざまな角度から学べる態勢づくりを進めてます。

超能力、スピリチュアル能力という分野は、別に怪しいものではなく、誰でもが持っている能力であることを知って、より大きな視野で人生を考え、生きていただきたいと思います。そうすれば生き方もまったく新しい、新鮮なものになって行きます。

 

編集部:長いインタヴューをありがとうございました。

次回からは第二部「人が持ちえるスピリチュアル能力」(仮題)というテーマでお送りしたいと思います。また宜しくお願いいたします。