理事長ご挨拶

 

未来創学アカデミー理事長 漢那清松

 

 未来創学アカデミー会員、関係者の皆様、明けましておめでとうございます。

2025年が皆様方にとりましてより良き年でありますように……。

 昨年は元旦早々、能登半島地震、二日目は羽田空港での航空機事故とお正月からお屠蘇気分がぶっ飛ぶような出来事がありました。年は明けたものの未だに明日を迎えるのにどうしたらいいか試行錯誤していらっしゃる被災者の方々の事を思いますと心が痛みます。今年はこの「InnerView」が届く頃、平穏な2025年の幕開けであって欲しいものです。

 「一年の計は元旦にあり」と昔から良く言われておりますが、現役の頃は大晦日の夜、午前零時前に会社へ行き、除夜の鐘が鳴るのを待って門の扉を開き、新年の風を入れ、工場の中央付近に立ち、東西南北の方角に順次手を合わせ、家族、身内、社員が健康で事故も無く無事一年を過ごせますように、資金繰りが旨くいきますようにと願ったものです。普通、願掛けは神社かお寺でやるものですが、私にとっては会社が富を持たらす神聖な場所でありますから初詣では会社だった訳です。まぁ初詣でと言えるかどうか分かりませんけどね。兄が元気な頃、これを年毎ではく、毎月やっておりました。その頃「つき合え」と言われたのが嫌で、月末になるとなんだかんだ理由をつけて逃げ回っておりました。今思えば懐かしい限りです。

 年が変わりますと気持ちを切り替る良いチャンスでもあります。若い頃は「さぁ今年もヤルぞっ!」となったものですが、最近ではお屠蘇ならぬ、おCoffeeを頂きながら〝心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく″思い浮べ、三が日を過ごすのが常となっております。そうこうする内にヤル気が出て参りまして、今年は何をどう進めるか、優先順位は何か、人はどうする、金はどうするとか、色んな事をイメージしながら考えますが、

その過程は結構楽しいものです。

 ですが、やはり経営者として一番気になるのは日本の経済動向でございまして、内外共に大きく変化している現状や、世界各地で起きている戦乱は収まるのか、激しくなるのか、それによって日本の大手企業はどのような影響を受けるのか、ひいては我々にどのように及んでくるのか、又、大きな災害は起きるのか、起きるとしたらいつ頃、どの辺りか。それ等を考える時、基となるのが未来創学アカデミー恒例の「年末予測講演会」で学長がお話しされた内容です。先ず、昨年まとめたものを読み返し、何がどう変化しているかチェックし、ニュースを見たり、ネットや新聞、書籍等で調べ、下書きの後、学長に校正をお願いし、修正して頂いたものが指針として、この一年の灯台の明かりの役割を果たしてくれております。

 今年も暗礁に乗り上げないようにヨーソロです。

 年の初めにネットで出会った前向きになれる言葉をご紹介します。

あっという間の人生

夢中で駆け抜ける10代。真剣に将来を考え始める20代。人生の分かれ道を迎える30代。迷いながら信じた道を進む40代。残りの時間を意識して選択する50代。自分を確立し始める60代。長く生きてきたけどまだやることがある70代。年齢はただの数字、心はまだ若い80代。思い出は財産でも未来も大切にする90代。多くを学んだという100才。

どの年代もあっという間に過ぎていく。行きたい所があるなら迷わず行く。会いたい人がいるなら会いに行く。

人生は自分が思うより短く、いつ終わるか分からないから。