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溢れる「秋色」を健康に活かす

 

 未来創学アカデミーの考え方の中に「予防健康学」というものがあります。

 これは「生活の中で出来るだけ身体に良いことをして心身共に元気でいよう」という考え方です。

 未来創学アカデミーでは「人が生きる」ということは体の健康だけでなく、その体を支える生体エネルギーの安定が必要だと考えています。

 人間は肉体だけでなく、生命力としてのエネルギーを持っているからです。これを「霊」と呼んだり、その輝きを「オーラ」と呼んだりします。人間を構成するこの二つの要素があるからこそ、生体エネルギーに働きかけるヒーリングなどが有効になります。

 

 日本語には「気力」「病は気から」「気脈を通じる」「合気」「殺気」「気分」等など、多くの「気」という言葉が使われています。漢字を使う民族は古来から、「気=エネルギー」があることを感じていて、それを言霊として使っています。これは西洋人も同じで「Sixth sense」「Aura」などが典型的です。

 科学的にはまだ未解明ではありますが、このように世界中で感じられている生体エネルギーは生きる上には欠かせない存在です。スピリチュアル的な感覚やそのポテンシャルを考えると、むしろこちらの方が長い進化の過程では重要な要素とも言えます。

 

 このように大切な生体エネルギーですが、そのエネルギーは生まれながらにして固有の波長を持っています。ある種の電波のようなものです。ですからさまざまな外部の波長からも影響を受けるのです。

 

 それを積極的に利用しようというのが「予防健康学」の基本的な考え方です。

 波動にはさまざまなものがります。音であったり、色であったり、川の流れや風の流れ、そんなものにも波動がります。好きな色があったり、好きな音があったりするように、人とひとにも「気が合う」などの言葉もあります。

 

 秋は自然の中にも色や音が溢れる季節でもあります。

 木々は紅葉し、鮮やかな色を放ちます。風は爽やかになり、心地よく感じられるでしょう。

 「芸術の秋」という言い方もあり、音楽や絵画が放つ波動からも人は大きな影響を受けます。

 

 この季節は是非ともさまざまな波動を積極的に浴びてみましょう。

 これらの波動を取り入れ、活用するためには多少の「コツ」が必要です。

 まずは「学長コラム」でもお話ししましたが、「意識を切り換える」ことです。無意識に色や音を浴びるより、「その波動を浴びて健康になろう!」と考えると、生体エネルギーのスイッチが入り、色や音からより効率的に波動を受けることが出来るようになります。

 波動を受けようと意識して紅葉を眺めたり、絵画を鑑賞したり、秋の風を受けたり、音楽を聞いたりすることが生体エネルギーの健康のためには効果的です。

 もう一つは「QT呼吸」です。呼吸とともに波動を受けることがより良い効果を生みますので、この秋、是非積極的に外へ出て「予防健康学」、実践してみてください。