緊急事態制限が出てからほぼ2週間が経ちましたが、その効果はほとんど出ていないようです。
そして、自粛は延長されるでしょう。その原因が「国民の非協力的な態度」であるかのような言い分で!
次に政府が考えるのが、ある程度の「強制措置」です。名目は「要請」「指示」ですが、場所によっては指示に従わない店舗などの実名を晒す用意もあるとのこと。
感染予防という意味ではそれもありえるとは思います。しかしながら問題は「生活の保障」です。今、支持を伸ばしている他国のリーダーは強い規制をしいていますが、その反面、個人や会社に対して比較的素早い援助の手を差し伸べているようです。ドイツなどは申請してから48時間で個人に60万円が振り込まれているという話もあります。この違いは何なのでしょうか。
都知事が「この戦いは、命か経済かという問題ではない!」と言い放ちました。それは明らかに違います。コロナに感染し収入が減るか、自粛に従って収入が途絶えるか……どちらも生死をわけるという意味では同じなのです。この解決なしに感染は止まりません。
収入が税金から賄われ、保証されている政治家、官僚たちの発想はこの程度なのでしょうか!?
この現状は政府が悪いわけではありません(とはいえ10数年前から事あるごとに政治家の方々にはウィルス対策の必要性をお願いしていたのですが……)。もちろん国民が悪いわけでもありません。
であるならなおのこと生活をバックアップし、少しでも安心感を与え、命を守るための自粛を徹底させなくてはならないのです。これは政府にしか出来ないことです。このような非常時に信用できない政府などまったくの無意味でしょう。
ある高齢の方がつぶやきました。「戦争の時も政府は国民を見放した。また同じことが繰り返されている」。
こんな思いを抱かせる政府はいりません!