「世界の株式時価総額が一時、1月に比べ30兆ドル吹き飛んだ」というニュースを見ました。ここで消えた富はアメリカと日本のGDP合計を上回っている! とのこと。これ一つをとってもすでに金融市場は「経済の血液」という役目を担っていないことがわかります。有り余っているおカネが市場を席巻し、実体経済を超えていることがわかります。
普通の人たちがどんなに頑張って仕事をしても、その利益などはまったく問題とならないくらい「金融市場」が力を持ってしまいました。本末転倒ではないでしょうか。「金融市場は仕事をするプラットフォームである会社を支える仲間!」という意識を取り戻せるか!?
金融緩和は一時的に企業に対して資金供給するなら有効でしょうが、長期化すると「カネ余り」を引き起こします。
金融の専門家ではないので、金融批判が本題ではありませんが、このウィルス騒動の後、私たちは世界の新しいシステム、すなわち「どうしたら住みやすい社会になるか!?」を一人ひとりが考えなくてはいけない時期に入っていると思います。