人間というのは勝手なもので、都会などで忙しくしていると「田舎がいいな~」とか「自然の中で癒された~い」などと考えますが、いざ、そのようなところで過ごすとなると「刺激が欲しい~」「たいくつ~」などとなってしまうことも多いようです。
勝手な動物と言ってしまえばそれまでですが、何故人間はこのような感じで揺れてしまうかというと、人間は肉体的な部分の他に、生命力というエネルギーを持っているからなのです。
エネルギーは波動であり、そこには「波」があります。ですから、人は「動き、休息し……」という行動を繰り返し、精神的にも刺激と緩和を相互に求めるものなのです。
スピリチュアル的な波動を安定させるセルフ・ヒーリングには、呼吸法や瞑想法などいろいろな手法がありますが、このエネルギーの波動に合った転地ヒーリングもそんな手法の一つでしょう。
「旅が嫌い」という人は多くはないでしょう。
普段のルーティンから外れ、いろいろな体験や発見がある旅は素敵です。日常生活のリズムを変えて、旅に出ることは肉体的刺激だけでなく、生命力のエネルギーにも刺激を与え、波動を整える効果があります。
そんな旅の中でも有効なのは「大自然とつながる」ことです。基本的に人間はどこに住んでいようと「人工的な環境」の中にいます。例え自然豊かな土地住んでいても、現代社会に中ではまったく「人工的な環境」と無縁なことはまれでしょう。
ましてや都会に暮らす方々は、ある意味「過剰」ともいえる人工環境で過ごしています。そうすると生命エネルギーを持っている人間は、スピリチュアル的にアンバランスになることも多いのです。
自然のエネルギーは時として人に脅威を与えますが、その根本は「生命を育むエネルギー」であり、必要なものです。ですから自然の中でのリフレッシュは大切です。
以前にも書いたことがありますが、ヒーリング・スポットの条件は大体次のようなものです。
・水と大地の交わるところ
・火山のあるところ
・人のエネルギーが極力少ないところ
・地下水脈の通るところ
そんな条件に合うところは大方気持ちの良い土地柄なのではないでしょうか。
ただ注意も必要です。
最近、旅の種類の中に「ヒーリング・スポット巡り」が流行って来ました。しかし、これには注意が必要です。
特に注意しなければならないのは条件の三つ目。
自然のヒーリング・スポットではあまりないのですが、「人間のエネルギーが強く込められている場所」は、ごく簡単にいえば、「合う、合わない」がありますので安易に近づくと問題が起こるケースがあります。
例えば、人気の高いハワイ。かつての王族にまつわるスポットも多いので注意が必要です。日本でも沖縄、特に宮古島には「御嶽(うたき)」と呼ばれるスポットが多く点在しますが、これらも安易に近づいて良いものではありません。
ヒーリング・スポット巡りには細心の配慮が大切です。ご注意を!