つい先日、日本列島は季節はずれの台風に見舞われました。
各地で洪水による土砂災害や河川氾濫などの被害があり、近年日本は水害の国になってきています。
政治も新しい体制にはなりましたが、まだまだ生活再建がなされずに社会発展に取り残されている被災者の方々も大勢います。
政治は早く落ち着きを取り戻し、国土・風土を守り、国民に寄り添う政策が活発になることを祈っています。
ところで、「自然」は私達人間の生存の基本です。
「自然」は恵みをもたらし、私達を支えてくれます。
しかし台風でも地震災害でも実感しますが、自然は人に優しいばかりではありません。
もともと私達人間は、自然環境を破壊し、その環境を自分たちが暮らしやすいように変えながら生きる存在です。
反面、だからこそ「そのこと」を理解し、自然の保存、保守にも努めなければいけないのです。
私達、未来創学アカデミーでは「生源保守」という生活の原則を提示しています。
これは、人間は自分たちのために自然環境を変える必要があるからこそ、その生きる源である地球環境を保守する努力を怠ってはいけない、という考え方です。これもチャネリングによる他の惑星の生き方を手本としています。
簡単で当たり前のようですが、なかなか人間には実践が難しいテーマで、多くの惑星でこの原則を守れずに失敗を繰り返しています。
最近のチャネリングでも、自然のバランスを崩したことによって滅亡した惑星のイメージを見せられました。
自然破壊が進むと、このような道を辿ってしまうのでしょう。
特に注意しなくてはいけないことがあります。
それは「自然をコントロールしようとする技術」の発明です。
人類が普通に生活するために破壊してしまった環境を、緩やかに戻そうとする努力と研究は大切ですが、台風を直接消そうとしたり、海流を人工的に変化させたり、太陽光をコントロールしたりするような技術開発は惑星バランスを破壊する第一歩となることをチャネリングは教えています。
このような技術が開発され始めたときが要注意なのです。
「生源保守」は私達一人ひとりが「自然を感じる」ことから始まります。
人は人工的な環境の中で守られている生活に慣れてくると感性は鈍くなり、破壊の度合いを感じにくくなる傾向にあります。
そんな中で、昔から秋は、野外での「紅葉狩り」など風流な遊びも行われ、自然と触れ合う絶好の季節です。
また食欲の秋、学びの秋などと云われ自然の恵みを考え、感じる季節でもあります。
この素敵な時期に、自然の中で、紅葉などの「色」を浴びることによって自然を感じ、その恵を実感することは環境を考える良い機会にもなります。
是非「あなた自身」で地球の「色」を浴び、
風を感じ、自然を実感し、地球のことを「考えて」みていただきたいと思います。
【会報2017年11月号から】