☆破壊は自滅への道
地球レベルの発展段階においては、人間が存在すること自体が、その生存母体である惑星を破壊するものなのです。
これは肉体を持たなければ生存できない第四段階進化レベルにある人間たちのどうしようもない特徴であり、人類の進化途上における自然な推移であります。
「そのような存在として」地球に発生しているからです。
ですから人間の存在そのものが、地球に対して破壊的であったとしても、それが即、「善悪で語られる」必要はありません。
この点が、一般的宗教概念とチャネリング情報の大きな違いです。
宗教的な考え方だと、「人間は未完成だから、来世の完成を求めて修行する」ということになるかもしれませんが、チャネリング情報では「不完全な人間が自然であり、それを認識してコントロールする」ということになります。
これで「今やるべき行動」が違ってきます。
人間は「不完全だからといって」自らを責める必要はまったくありません。
しかし、だからといって、行き過ぎた物質欲による、とめどない破壊的行動のすべてを容認してよいわけではありません。
人間はその「存在母体の自浄作用を越えて」破壊を行ってはいけないのが宇宙のシステムです。
それは「いけない」というよりも、自分たち自身の存続にも関わる重要な問題なのですから人間一人ひとりが考える、当然の事柄でしょう。
私は何も環境保護を声高に叫ぶものではありませんが、チャネリングが教えてくれた「知恵」の中にも、このことに対する警告が「生源保守」と云う言葉ではっきりと明示されているのは、既にお話ししたとおりです。
破壊的思考も同じです。
人間は壊すことのできる肉体を持ち、同じく壊すことのできる物質的な惑星に生存しています。
ですから、その本能の中に破壊的思考を持ち合わせているのもしかたのないことでしょう。
しかし、人間はその反面、「光の人類」にまで進化してゆく素質を持ち合わせています。
ですから、その破壊的思考を行動に表すことも、またそれを押さえることも不可能ではありません。
皆さんは、どちらを選びますか……?
また今の時期、人間の心を解放するために障害となる問題がもう一つ存在しています。
それが3つ目の、自分の精神を縛っている自分自身です。
これは何に起因するかといえば、誤った知識であるといえます。
どんなに優秀なコンピュータであろうと、そこにイン・プットされる情報が間違っていれば結果として出されたものも間違いになってしまいます。
どんなに素晴しく見える教えであっても、その根底にある理解を間違ってしまった場合は結果として間違いを侵すのは当然のことです。
皆さんはそれを選択する自由を持っていますし、それを見抜く能力も、持っているのです。
迷信や誤解、曲解などの、いわれのない事柄によって自分を縛り、心の自由を妨げないようにして下さい。
人間は、こんな要素を取り去ることによって心の自由を得ることができます。
その、心の自由に基づいて行動していただきたいと思います。
そうすることによって、人間は自然と人間本来の姿を示し、人間本来の姿を示すことによって肉体と生体エネルギーとのバランスがとれてゆき、あらゆる意味で豊かな人間になってゆくことが出来るとチャネリング情報は伝えています。
その時、皆さんは知らずしらずのうちに生体エネルギーのエネルギー量が増し、今より一層の生体エネルギーが合体し、人間としてのバランスが良くなってゆきます。