☆進化を意識する!
このようなチャネリングは、今後さまざまな形で発せられることになるでしょう。
それによって人間の魂、スピリチュアル能力などの「目に見えないエネルギー的部分」に対する実感や定義はじょじょに、そしてより明確になってゆくでしょう。
今こそ誰も知りたかった、または宗教などによって誤解をされた人間の生体エネルギーのシステムを知り、それを実生活に活かせる時代に入ってきたのだと思います。
あなたも是非、自分自身のエネルギーを意識して、誤解や迷信から解放されて下さい。そして、自分の能力を余すところなく使い、人生を豊かなものにして欲しいと思っています。
そうすることが、未来に安定したエネルギーを届ける第一歩となるのでしょう。
人間の進化レベルの中でも、第四段階は宇宙的に見て、その存続が危ぶまれる不安定な段階であることをお話ししました。
でも、地球はまだちゃんと存在していますから、手遅れではありません。
そして進化の時期と期間は、幸いすぐ今日明日にも終わってしまうというものではありません。
それはすでに一部で行なわれ始めていますし、この先まだまだ続くでしょう。
宇宙における先人の知恵を大切にし、また彼等の生存を手助けできるのも、今の地球に生きている「あなた」の行動にかかっているのです。
3 進化の前触れ
☆世紀末思想
1990年。(この本の初版は1990年の発刊となっています)
とうとう20世紀も終わりに近づいてきました。世界では世紀末思想が高まっています。
仏法においても末世思想があり、時代の変わり目は大きな変革が訪れることを暗示しています。これは主に、人間の感覚の中に「区切りに対するけじめ」があるから生まれてきた思想なのでしょう。
メシアの再降臨とか釈迦の再来とか、とにかく時代の区切り目には救世主が現れることになっています。
世紀末思想や末世思想は、その根底にこのような宗教的救世主の存在があります。
宗教上において、人間を指導し助けるのは救世主の役目です。
この思想は道徳や倫理観と相俟って、現在いろいろな宗教、オカルトブームとなっています。
ちょっと本屋さんを覗いただけでも何百冊という、いやもっとでしょうか、大変な種類の心霊、オカルト、宇宙人などに関する書籍が並んでいます。
テレビや映画もこの種類の題材を取り上げ、大変なヒットになっているようです。
人々がこのように「目に見えない世界」に興味を持つことは、大変いいことだとは思います。
人間が物質的な価値判断だけではない、宇宙のシステムに興味を抱くのは自然であり、大切なことです。
☆新時代を告げる者・・・・・・
実に、この「目に見えない部分に対する興味がわく」という感性の芽生えが、この変革期の大きな特徴の一つでもあります。
単なる世紀末思想は、いつの時代でも存在しました。
その大半は、主に宗教概念から来たものではありますが、宗教における末世の規定は「何回目の」とか「いつから数えて」「地球上の出来事なのか?」「宇宙においてか?」等々に関する記述ははっきりしません。ですから社会が不安定になると「いつでも末世」だという便利なものになってしまっています。
今回、今までとちょっと様子が違うのは、アセンションや進化を発信している人たちが「宗教家」ではなく、「チャネラー」が多いと思われる部分です。
現代に伝わる「宗教の原点」であった時代だと、釈迦にしろキリストにしろ特別な能力を備えていたと考えられます。
現代においてはまったく新しい考え方が、次々とチャネラーによって発見されてゆくでしょう。まやかしものも、いつの時代も存在してしまうのでしょうけれど……。
☆アセンションンはどんなことから始まるか!?
社会的にはどのような現象が見え始めるのか。
既に起こっていることもありますが、大量死(天災地変に限らず、人為的な事故も含めて)、考え方の変化、そして最終的には精神的不安定が目立ってくることでしょう。
今の時代では皆さんの興味は、その多くが天災地変などの災害に向けられていることでしょう。
歴史的に見ても、社会の分岐点には大きな天災地変が関係していることも事実です。
天明3年の大飢饉、同時におこっている浅間山の大噴火、江戸幕府崩壊の一因ともなった江戸の大地震、記憶に新しい東京での関東大震災。
外国においてもこのような例は枚挙にいとまがありません。
(註:その後も2001年にアメリカで9.11同時多発テロが発生し、後のIS発足の原因にもなっていますし、日本でも2011年には3.11が発生し、原発事故が起こり、異常な気象状況に陥り、アジア危機も発生しています。このようにまだまだ世界中で変化の兆しが続いています)
しかし、これらの天災地変はあくまで自然現象であり、地球が固体の物質たる惑星である以上、いつの時代であっても避けることができるものではありません。
地震や気象の変化に代表される自然現象はあくまで惑星の中の動きにあるものであり、惑星自身が意思を持ち、人間に対してその進化の一因を故意に与えているわけではありません。
むしろ、進化に対してこれから必要な「予測」は、「人間の考え方」「行動」を通して見つけていかなくてはいけません。
その一つとして挙げられる代表的な例が、「人為的な事故」なのです。