8 連続した過去・現在・未来
ここまで人間の生体エネルギーの特徴についてのチャネリングをご紹介しました。
では、ここからは生体エネルギーが、転生輪廻などにより現在肉体を持って生きている人間にとってどんな影響を与えるか、私たちは今、何をしたらそれらに答えられるか……などを探っていきましょう。
今、私たちがこの地球上で生きているということは、「自分が生きている」ということだけでなく、過去に肉体を失った人たちの生体エネルギーも引き受け、「ともに生きている」という大切な意味もあります。
また、同じ周波数による合体(転生輪廻)が、まだ行われていない生体エネルギーの場合でも、同じ周波数を持った肉体に出合うまで、彼らは同じ空間で待機している状態であることもお話しして来ました。
それでは過去と現在とのつながり、生体エネルギーにおける関係とはどんなものなのでしょうか。チャンリングを続けます。
☆生体エネルギーは人の個性となる
まず、現在「肉体を持って生きている側」の立場から、どんな作用があるのか探ってみましょう。
まずはおさらいです。
生体エネルギーは生前の記憶を完全に保つことが出来ませんので、転生輪廻が出来たとしても、肉体を持つ人間のメイン・コントローラー(魂)によってコントロールされて、完全なる過去の人物としての記憶が現代に蘇るものではありません。
でも、過去の生体エネルギーが持つ基本的な性格、特質、または個性は持続する可能性が高いので転生輪廻後も少しではありますが、現在肉体を持って生きている人間の「一つのキャラクター」にはなります。
人間には多面性があるなどと考えられるのはこのためでしょう。
確かに、古今東西いろいろ言い伝えられるように、例えばもし、ある人が「過去の偉大なる音楽家であった人々の生体エネルギーを数多く合体させている」場合、その人は天性として音楽に優れている素質を持っている可能性が高いといえます。
だからと云って、本人が希望したからといって、好みの周波数だけを持った生体エネルギーを合体させることは不可能です。宇宙の原則というのは、そう簡単にはいかないようです。
また、音楽家は○○周波数、画家は○○周波数というように、「ある才能がある特定の周波数」という決まりもありません。
そこが難しいところですが、確かに言えることは、さまざまな本能的な判断力、現代に生きるための判断基準の一つの要素として、その人間の個性となり、解け合って存在しているということはあるようです。
人間は、過去のいろいろな経験の積み重ねを「生体エネルギーの本能的記憶」として受け継いでいるのです。遺伝子の働きと似ている感じがします。
「デジャヴュ」や「自分が知らないことでも本能的に対処できる」などという作用が生まれるのもこんなところに原因があるのでしょう。
☆心を磨くと自分の個性が豊かになるわけとは!?
前項の「生体エネルギーの判断基準としての心」がここにあります。
現代に生きる人間は、過去の生体エネルギーの個性に「頼る」のではなく、自分の中に存在する数々の生体エネルギーの個性に気づき、それを自分の個性として生かしてゆく方法を身につけることが、大切です。
これが「自分探し」でもあり、「ハイヤーセルフとの出会い」であり、「マインド・シフト」にもなります。
大自然のシステムに沿った、人間の生命のシステムに従った判断をして生きること、つまり、物質的な部分を中心にした判断ではなく、「心」ある人間的な判断をすることが、今、生きている「肉体を持った人間」に大切なことなのでしょう。
次回はもっと具体的にお話しをすすめます。