☆過去の生体エネルギーを救うのはあなたです
ある人が、死ぬ間際「とても咽喉が渇いたまま肉体を失った」とします。
そうするとその生体エネルギーは「とても咽喉が渇いた」という感覚を最も強く持った霊=生体エネルギーになってしまう可能性が高いのです。
でも、すでにこの生体エネルギーは肉体がありませんので、水を飲む事ができません。
しかし、たまたま周波数が同じメイン・コントローラーを持った肉体に出会い、合体(転生輪廻)することが出来たとすると、この肉体の持ち主が「水を飲む」ことによって、「とても咽喉が渇いた」という感覚を持っていた生体エネルギーは救われるのです。
これがとても大切なことです。
生体エネルギー意識の問題で、すでに肉体を失っている生体エネルギーの要求や欲求を満たすことが出来るのは、現在生きている、肉体を持った人間なのです。
いくら合体しているからといって、ちゃんと肉体を持って生きている人間を霊自身が勝手にコントロールすることはその人のメイン・コントローラーが存在しますから、ほぼ不可能です。
周波数が変調している人間に「“取り憑いて”訴えかけること」も“取り憑く”にはいろいろ条件があるので、なかなか難しいことです。
皆さんは「生体エネルギー」と「肉体を持った人間」とでは、どちらがその存在自体が強いと思いますか。
通常の感覚では生体エネルギーの方が呪ったり祟ったりするので「その存在は強い」と思うかも知れません。しかし、現実には今までに説明したように、肉体を持って生きている人間の方が、絶対的にその存在は強いのです。
つまり、地球において「主体」となるのは生体エネルギー(霊)ではなく、生体エネルギーをコントロールするということも含めて、肉体を持って生きている人間の方なのです。
このシステムを、理解しておくとさまざまなスピリチュアル現象の新しい側面が見えてくるでしょう。
④生体エネルギーの存在場所
生体エネルギーの特質について、チャネリング情報を細部まで述べていくと、それだけで本が一冊出来上がってしまう程の量になってしまいますので、ここでは代表的な部分を取り上げて説明してきました。
皆さんもかなりの部分で、生体エネルギーというものをご理解いただけたと思います。
また、随分と歴史上の霊についての解釈と異なっていることに、お気づきになったことでしょう。
次に、皆さんも気にかかる事柄について、もう少し説明していくことにします。
それは、“生体エネルギーは、どこにいる(存在する)のか”という疑問に対する答えです。
☆「霊界はあるのですか?」
現実に肉体を持って生きている人間には、周波数を同じくする生体エネルギーが転生輪廻としての「合体」をして人間生活を再度過ごしていることは、今まで説明してきたとおりです。
それでは、合体する周波数を持つ人間がいなくて、まだ転生輪廻出来ない生体エネルギーはいったいどこにいるのでしょうか。
皆さんは、「天国と地獄」という二つの世界があるということを常に見聞きすることでしょう。
それでは天国と地獄という空間が本当に存在しているのでしょうか?
「死後の世界は天女がいて、お花畑が広がっていて、とても気持ちがよい所だ」とか、「私は一度死んで、死後の世界に行ったがそこはやはりお花畑があり景色がとても良い所だった」などという話を、聞いたことがあるかも知れません。
生体エネルギーは、「周波数の一致がないために転生輪廻できないとき」は、このような場所に行くのでしょうか。
また、天国と地獄があるとするならば、そこに行くためには何か審査のようなものが存在しなければならないでしょうし、審判をする存在そのものがいるはずです。
ここまでお読みになった皆さんは、本書が宗教書の類でないことは十分おわかりだと思いますが、ここで再度確認するなら、チャネリングで説明されている内容は、「ことの善悪」を論じるような道徳観に基づいた天国・地獄とは明らかにその意味が違います。
これは、あくまでも宇宙のシステムに基づいた「命の仕組」上のことなのを理解いただければと思います。
さて、話を元に戻しましょう。
では、転生輪廻を持つ生体エネルギーは、いったいどの様な場所に存在するのでしょうか。