☆生体エネルギーは魂の遺伝子です
例えば原始に生きていた人が、ある時植物が食べられるものであることを発見したとします。そしてその知恵を持って死にました。
前述したように、新たに生まれた肉体に、この「草を食べた人間」の生体エネルギーが合体したとします。
そうすると、この新しい肉体はエネルギーの上でも既に植物を食べる感覚を持ちます。これは肉体の遺伝子を伝えるDNAの働きと、ほぼ同じようなこと行われているということでしょう。
もっとわかりやすくいえば、素晴らしい才能を持った音楽家の生体エネルギーと画家の生体エネルギー、天才的な数学者のもの、超人的なスポーツ選手のもの等があなたに合体しているとすれば、あなたの才能の中には転生によってそれら過去の素晴らしい人々の才能が備わっている可能性が高いということになります。
が、しかし生体エネルギーは少しではありますが人間の過去の記憶をも伝えることがありますが、肉体を持つ人間は、既にその中心に自分のメイン・コントローラーたる生体エネルギーを持っているので、この過去の生体エネルギーが自己を主張することはほとんどありません。
一肉体についている生体エネルギーは現代に近づくほど合体する生体エネルギーの数が増えますので、ますます一生体エネルギーの個性を主張する機会は減っていきます。
次のような話を聞いたことがないですか。
行ったことも見たこともない土地に立った時、「初めて来たとは思えない、また初対面なのに初めて会ったとは思えない」人がいる。
これはあなたに合体している、過去の誰かの生体エネルギーの働きである可能性が高いのです。
でも、だからといってあなたがその、ある時代に生きた人物の生まれ代わりとは言えません。
何故ならは前にも説明したように、合体している生体エネルギーは「一つではない」からなのです。
人間の転生輪廻というものは基本的には今まで説明しましたように、新しく生まれてきた肉体に対して、過去に生きていた人間の生体エネルギーがその周波数により、次々と合体することによって、過去の人たちのエネルギーが現在生きている人たちと共存するということです。
随分、通常語られる転生とは違っているのを感じることでしょう。
今までの色々な霊現象の解釈がすべて間違っている訳ではありません。
それらの現象の断面、一面を捉えて見れば、その解釈も決して間違いとは言えませんが、その多くが、転生輪廻の法則の全体を捉えずに、一断面を見ただけで“それがすべてである”と思い込んでしまったことに問題があったように思えます。
如何でしょうか。
皆さんも「転生輪廻」についてかなり詳しくイメージいただけたかと思います。
それでは次の項からは、この転生輪廻に欠かせない、いくつかの重要なポイントを説明していきます。